

外断熱の高気密・高断熱住宅に、二重の通気構造を採り入れたマルシチの家。家の中の温度差がほとんどなく、体への負担が少ない健康住宅です。特に冬場、暖かい部屋から寒い廊下やトイレ等に出た際に、血管が収縮して起こるヒートショックの心配もありません。
しかし、それだけでは不十分。「温熱環境」に加えて、マルシチの家は「空気」にこだわっています。マルシチの家の空気をきれいに保っているのは、「MaHAtシステム」と名づけられた24時間空調システムです。「MaHAtシステム」とは小屋裏などに空調室を設置し、ここに屋外からの空気や部屋の中を循環して戻ってきた空気を集めて浄化し、ちょうどよい温度にした後に、小型の送風機を通じて各部屋に送り込むというものです。
「空調(空気調和)システム」とは、冷暖房、除湿、空気浄化、換気のすべてを兼ね備えたものを指す言葉ですが、「MaHAtシステム」はまさにその全館空調システムに該当します。

戸外からの新鮮な空気をフィルターで浄化して空調室に取り込み、家庭用エアコンで快適な温湿度に調整した後、小型送風機で各部屋に送り届けるMaHAtシステム

建築基準法でも義務付けられているように、高気密・高断熱住宅にとって換気は非常に重要です。マルシチの家はこの換気の質にこだわって、「空調」という考え方に辿り着きました。
換気がマイナス要因をゼロに近づけるためのものだとしたら、空調はゼロをプラスにして快適さを提供するためのものです。丸七ホームでは平成6年(1994)頃から換気の質にこだわり、全熱交換換気ユニットを使った第一種換気システムを標準採用しました。
熱交換換気とは、屋外の新鮮な空気を取り入れる時に、熱交換素子を介して室内の空気との間で熱交換を行い、外気を室内空気の温度に近づけて取り入れる方法です。外気は空気清浄フィルターでホコリや花粉をカットしてから熱交換され、ほど良い温度になってリビングや寝室、子供部屋などに送られます。
「MaHAtシステム」はこれをさらに進化させたものとして、パナソニックエコシステムズ(株)様の計測や換気空調計算などの技術的なご協力を得、平成17年(2005)頃から開発を進めてきました。平成21年(2009)には国土交通省の「住宅・建築関連先導技術開発助成事業」として採択され、3ヵ年計画で事業を推進しています。(京都府立大学教授 尾崎明仁、(株)システック環境研究所、丸七ホーム(株)の3者による共同事業)
