新築住宅の現状

2025年から新築する住宅は断熱等級4以上、2030年には断熱等級5以上の義務化が決まっています。(国土交通省ホームページ)
「断熱等級4」が省エネ基準に相当しUA値が0.87以下で、それより一次エネルギー消費量を20%削減したZEH水準に相当する「断熱等級5」UA値が0.6以下です。
直近の統計では8割を超えているとのことで、省エネ性能の高い住宅が急速に普及しています。
一次エネルギー消費量を30%削減した「断熱等級6」UA値が0.46以下です。
これがHEAT20 G2グレード。寒冷地で暖房負荷を50%以上削減することを目標にしたもの
さらに40%削減した「断熱等級7」UA値が0.26以下へと基準が上がっていきます。
HEAT20 G3グレード。北海道のような極寒地でも快適に過ごせる事を目標にしたもの。
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」の政府による宣言により、住宅の仕様が急速に変わってきている現状です。
性能を上げることで初期費用は掛かります。
補助金や税制優遇を活用、再生可能エネルギーの活用で光熱費の削減、長期的にみることも重要です。
設計部 加藤
2025.6.28