(26)『“健康住宅”のウソ・ホント』 ~第3章 室内干しも一晩で乾く、掃除が楽々…… さまざまなメリット~(P118~121)

当社代表取締役 杉山義博の「家づくりの想い」が1冊の本となり、2018年7月に幻冬舎より発売されました。その中身を少しずつご紹介させていただきます。(amazonからもお求めいただけます)
~第3章~
ウ ソ ③:窓が多く風通しのいい家は、空気がきれいで健康的
ホント③::PM2.5、花粉、ホコリ……窓から侵入する有害物質によって健康を損なう
いま必要なのは、換気システムをより進化させた 空調システム
マッハシステム導入によるメリットはたくさんあります。
まず、布団の衣替えがいりません。
室内は常に20~26℃くらいに保たれているので、夏も冬もずっと同じ羽毛布団で快適な睡眠が約束されます。真冬でも、あのヒヤッと冷たい布団の感覚を味わわずに済みます。毛布やタオルケットなどを季節ごとに交換する必要がないので、押し入れもすっきり整理できます。冬布団などの寝具の衣替えが不要になるので、ダニアレルゲンとも決別できる住まいとなります。
また、室内干しでもすぐに洗濯物が乾きます。
日本では洗濯物を屋外で干すのが一般的ですが、雨や風の心配があり、花粉や外気の汚れ、においも気になります。寒さが厳しくなると外で洗濯物を干すには手がかじかみ、つらい家事になります。
その点これらの高性能住宅では、1年を通じて室温が一定なので、梅雨時や湿気が気になる時、または冬の天気が悪く日当たりの悪い日などでも、室内でカラッと洗濯物が乾きます。花粉が飛ぶ時期にも洗濯物に花粉がつく心配がなく、安心して家の中に干すことができます。嫌な室内干しのにおいがついたり、生乾きになったりすることもありません。
洗濯物の室内干しは、共働きなどで日中外出している家庭にとっては大助かりです。急に天気が変わって雨が降っても、もう一度洗濯し直す必要がありません。天気予報に左右されない住宅なのです。
私の家は2000年に従来型の住宅用全館空調システムを導入して新築。その後、2012年にマッハシステムにリニューアルしました。洗濯物はいつも室内で干しています。この洗濯物の干し方の違いについて、私の家内に感想を聞いてみました。
「昔は寒くなってくると、1枚着込んで外に出て、かじかんだ手で外気で汚れた竿を雑巾で拭いて洗濯物を干しました。この時期のささやかな楽しみは、晴れた日に干した衣服から立ち上ってくる蒸気を見ることでした。しかし、洗濯物を外で干すと、雨が降ってくる心配や、風が強い日には洗濯物が吹き飛ばされないように注意したり、外気のにおいや汚れなどいろいろ気になりました。
今はその心配もなく、寒い日や暑い日も外に出なくても済むので、ずいぶん家事が楽になりました。おまけに冬は天気の悪い日でも洗濯物が乾き、晴れた日には家の乾燥防止にもつながって、一石二鳥だと思います。また、花粉の飛ぶ時期になると、花粉症の私は、洗濯物に花粉がつく心配をしなくてもよいので大変ありがたいです」
なお、マッハシステムはパワフルな空調ですが、騒音は発生しません。エアコンや送風機は空調ユニット内に設置されていて、各部屋には吹き出し口があるだけなので、非常に静かです。
さらにマッハシステムを構成する熱交換器とエアコン、小型の送風機は、製品寿命がきて取り換えが必要になったときでも、汎用品として広く販売されており、手に入りやすい製品なので、ローコストで手軽に交換できます。
日常のメンテナンスはフィルターボックスおよび空調ユニットのフィルターと、各部屋の排気口のフィルターを掃除機または水洗いするだけで、とてもシンプルです。
室内のホコリが激減するのはマッハシステムだけのメリットです。
家の中を循環する空気は、1時間におよそ5~10回の頻度で空調ユニットのフィルターを通ります。高気密住宅なので外からのホコリの侵入はほとんどなく、室内で発生するホコリは衣服や寝具からの綿ボコリ、ペットや人の汚れくらいです。
浮遊するホコリも、空調ユニットで24時間態勢でキャッチされるので、大きなロボット掃除機が空中で作動してきれいにしてくれるイメージです。
家具の上のホコリも少なくなるので、毎日の掃除がとても楽になります。仕事があるとすれば、日々汚れがないことを確認するくらいでしょう。